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全国の労働者のみなさん。

大半の方が、労働組合とは基本的になじみのないもので、個人加盟のユニオンともなると、ほぼ未知の世界に近いのではないでしょうか。
にいがた青年ユニオンは、不安定な働き方の労働者が自らの手で若者のセンスを活かし運営する労働組合です。これまで、解雇や雇い止め、社会保険の未加入、残業代の不払い、パワハラなどを解決してきました。特に、急速に若者の間で広がった非正規雇用に関係の深い労働者派遣法の抜本改正、最低賃金の引き上げなどに力を入れてとりくんでいます。
また、不安定な働き方は、生活の不安定、心の不安定に直結します。実際、やむを得ず生活保護を利用していたり、精神的な病気で悩む組合員もいます。それゆえに、にいがた青年ユニオンは労働組合でありながら、生活を向上させる問題にも積極的に取り組んでおり、それが同じように苦しんでいる労働者からの支持を集めています。いまでもたくさんの相談が寄せられますが、これらかもみなさんから信頼される労働組合であり続けたいと考えています。
にいがた青年ユニオンは、さまざまな困難を抱えた当事者どうしが、知恵や力を出し合い、励まし合い、助け合うことで成り立っています。経験豊富な組合員からアドバイスをもらったり、仲間の団体交渉に参加する経験を通じて、自分以外の誰かの問題にとりくみ、何が正しいことなのか学ぶことは、人生にとって必ずプラスになります。

みなさんには、率直に訴えます。
にいがた青年ユニオンを大きくすることは、不安定な働き方の労働者の権利を向上させることにつながります。もしもにいがた青年ユニオンの活動方針に共感していただけたら、ぜひ加入していただいたいと思います。
にいがた青年ユニオンは、一人ひとりの日々の要求に根ざした活動を行い、お互いに助け合う労働組合です。ぜひ、あなたの力を発揮されることを訴えるものです。

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先日、いじめ見逃しゼロを目指す集会が開かれました。

いじめ見逃しゼロを目指して 聖籠で下越大会

学校と地域が交流を深め、いじめ見逃しゼロを目指す県民運動の下越地区集会が12日、聖籠町町民会館で開かれ、住民や教員ら約600人が参加した。「深めよう絆」を合言葉に討論会や実践発表を行った。

新潟日報  2013/10/12

にいがた青年ユニオンには、いじめに限らず、人間関係の悩みを抱えた子どもたちからの相談も舞い込みます。

先日、とある方とお話しする機会を得たときに、こんな話を伺ったのです。

生活に困っている世帯の子どもが給食を食べられない差別

生活が苦しい世帯の子どもが、経済的理由で学校にいけないことがないように「就学援助」という制度があります。就学援助は、学用品費などが支給されますが、その中に給食費もあります。給食費は実費が支給されます。

普通に考えれば、生活が苦しい世帯で就学援助を受けていれば、給食費の実費が支給されるので、給食を食べられない、給食費が未納になるということは考えられません。しかし、ここで事件は起きるのです。

それが「プリペイド方式」だといいます。

「プリペイド方式」とは、教育委員会が給食費の未納をゼロにするために、子どもが、あらかじめ入金したプリペイドカードを利用して給食を購入する方式です。たしかに、未納はゼロになります。あらかじめ入金されており、そこから引かれるわけですから。しかし、就学援助の給食費は、実費が後から支給されます。実費という意味は、給食を食べなければ支払われませんし、休んでもその日の分は支払われないわけです。

つまり、生活が苦しい世帯の子どもは、あらかじめ給食費を立て替え払いをしてプリペイドカードに入金し、それを使って給食を食べ、後から就学援助費が支払われるということになります。

このタイムラグが問題になります。

給食費を立て替えることすらできない世帯の場合、給食費を入金することができず、結果的に給食を食べることができません。事実、「プリペイド方式」が採用されると、就学援助を受けている世帯の子どもの少なくない数が給食を全く食べられない状態になるといいます。

この「プリペイド方式」の改善を訴えているその方は、「学校の中で楽しい時間である食事の時間をみじめなものに変えてしまう」と言います。そればかりか、食事ができなかったばかりに体育の時間に倒れるケースもあるといいます。しかし、教育委員会はそのことを全く気に留めていません。

いじめ見逃しゼロ運動もそうですが、周囲の大人が、いかに弱い立場に置かれている子どもに目線を下げることができるかが問われているのではないでしょうか。

特に、経済的に困窮している世帯への対応は、お粗末といえます。貧困の連鎖を止めるために学習支援は行うようになりましたが、学習だけでなく生活支援こそ基礎になってよいはずです。

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新潟地方最低賃金審議会は8月28日、中央最低賃金審議会の示した目安(+10円)を2円上乗せして、新潟県最低賃金を701円(現在689円、+12円)とする答申を行った。
  
私たちは、あまりにも低い最低賃金の水準が、働く貧困層(ワーキングプア)を生み、貧困を連鎖させたり、生活保護世帯が増えたりすると訴えてきた。この根本を絶つために、最低賃金の抜本的な引き上げを求めてきた。
そのことに照らせば、中央最低賃金審議会が示した目安から2円アップしたことや時給700円台を突破したからといって、手放しで喜べるわけもない。
  
一方、新潟地方最低賃金審議会は、中央最低賃金審議会の示した目安を基準にして検討している。現実として、新潟地方最低賃金審議会において、目安額から大幅に外れる金額を答申することは困難だろう。
さらに、この構成メンバーは公労使の3者であって、直接に政府や政治家は関与していない。
  
格差縮小と貧困解消は、国策として取り組むべきであり、最低賃金の引き上げは政権公約でもあった。しかし、今回の引き上げ率は1.74%(12円/689円)でしかなく、物価上昇率目標とされている2%に届かない。今回の答申額は、明らかに貧困を深刻にする。最低賃金法10条2に基づいて、新潟労働局長が同審議会に対して再審議を求めるなど、最低賃金は政治の責任で、さらなる引き上げを実行すべきと考える。

にいがた青年ユニオン 
執行委員長 山崎武央

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新潟市は、非常勤職員に普通の交通費を払わない。

月額では、

片道
5km未満 … 1日100円、上限2千円
5km以上10km未満 … 1日150円、上限3000円
10km以上 … 1日200円、上限4000円

という決まりだ。

正規労働者とは異なる体系なのだ。
正規労働者の通勤手当

これは「非正規」労働者の間で大変不満が大きい。

交通費というどの労働者も等しくかかる経費にもかかわらず、なぜ「正規」労働者と「非正規」労働者で異なる金額を支払うのだろうか。

それは、まさに身分制度である。

他にもある。

忌引休暇がない。
お祝い事ならば事前に分かるからともかくとしても、人の不幸があったというのに休暇がない。もちろん、正規労働者には忌引休暇がある。


「非正規」だから、安くて良い。
「非正規」だから、程度が低い。
「非正規」だから、いのちが安い。

「非正規」だから、休みもいらない。


そういう哲学、思想に基づいているとしか考えられない。
まさにブラック自治体だ。
しかし、残念ながら、まだまだ新潟市は一例であって、こういう自治体が少なくない。

「非正規」労働者が集まれば、そういう愚痴だ。
一昔前は、補助業務だけ、空いた時間を有効に活用するだけの、そんな業務だったのかもしれない。
だから、誰も文句を言わなかったのかもしれない。
しかし、今は違う。
いや、かつても文句を言いたかった人もいるだろうが、少数でかき消されていたのだろう。

いまや、役所の中に「非正規」労働者は半分にまで迫る勢いだ。
そう。
いまの役所の業務は、「非正規」労働者によって廻っている。

新潟市民は、ぜひ区役所へ行ってもらいたい。
窓口であなたに最初に接する、その人こそ「非正規」労働者だ。

こんなことで、よいのだろうか。

よくない。
それは、はっきりしている。

しかし、行政が勝手に改善することはない。
「非正規」労働者が、自らの手で交渉するしかない。
誰かに任せているだけでは改善しない。

ぜひ、にいがた青年ユニオンに連絡をして欲しい。
全員で力を合わせて、改善する方法をいっしょに考えたい。

 http://www.union4u.org

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