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新潟市は、非常勤職員に普通の交通費を払わない。

月額では、

片道
5km未満 … 1日100円、上限2千円
5km以上10km未満 … 1日150円、上限3000円
10km以上 … 1日200円、上限4000円

という決まりだ。

正規労働者とは異なる体系なのだ。
正規労働者の通勤手当

これは「非正規」労働者の間で大変不満が大きい。

交通費というどの労働者も等しくかかる経費にもかかわらず、なぜ「正規」労働者と「非正規」労働者で異なる金額を支払うのだろうか。

それは、まさに身分制度である。

他にもある。

忌引休暇がない。
お祝い事ならば事前に分かるからともかくとしても、人の不幸があったというのに休暇がない。もちろん、正規労働者には忌引休暇がある。


「非正規」だから、安くて良い。
「非正規」だから、程度が低い。
「非正規」だから、いのちが安い。

「非正規」だから、休みもいらない。


そういう哲学、思想に基づいているとしか考えられない。
まさにブラック自治体だ。
しかし、残念ながら、まだまだ新潟市は一例であって、こういう自治体が少なくない。

「非正規」労働者が集まれば、そういう愚痴だ。
一昔前は、補助業務だけ、空いた時間を有効に活用するだけの、そんな業務だったのかもしれない。
だから、誰も文句を言わなかったのかもしれない。
しかし、今は違う。
いや、かつても文句を言いたかった人もいるだろうが、少数でかき消されていたのだろう。

いまや、役所の中に「非正規」労働者は半分にまで迫る勢いだ。
そう。
いまの役所の業務は、「非正規」労働者によって廻っている。

新潟市民は、ぜひ区役所へ行ってもらいたい。
窓口であなたに最初に接する、その人こそ「非正規」労働者だ。

こんなことで、よいのだろうか。

よくない。
それは、はっきりしている。

しかし、行政が勝手に改善することはない。
「非正規」労働者が、自らの手で交渉するしかない。
誰かに任せているだけでは改善しない。

ぜひ、にいがた青年ユニオンに連絡をして欲しい。
全員で力を合わせて、改善する方法をいっしょに考えたい。

 http://www.union4u.org