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秘密保護法案が注目されていた裏で、ひっそりと成立したのが、生活保護法の改悪案。

何がよくないかと言えば、まず「水際作戦」を合法化しかねない。
申請時に、書類をそろえろというのだから、書類がそろわなかったら申請を受け付けない可能性がある。

次に、親族への照会が強まることから心理的なプレッシャーが強くなること。
親族と縁が薄くなっているのに、ある日突然、生活保護を受けるので手助けしろと役所が言ってくるわけだ。
親族との間がよりいっそう悪くなりかねない。

生活保護バッシングしている人は、よく知ってもらいたい。

生活保護は、生活保護を利用している人だけでなく、さまざまな制度の物差しになっていると言うことだ。
生活保護制度が悪くなれば、その他の社会保障の制度も悪くなる。
どんどん自分に跳ね返ってくる。

社会保障を切り捨てたいという人のねらいを知ってもらいたい。

社会保障をほとんど必要としない金持ちが、社会保障に使わずに別のことに使いたい。
そう考えているのだ。
そう思って、いろいろなことを見渡してもらいたい。
きっと見えてくるものがあるだろう。