タグ

タグ:給食

5

カテゴリ:

先日、いじめ見逃しゼロを目指す集会が開かれました。

いじめ見逃しゼロを目指して 聖籠で下越大会

学校と地域が交流を深め、いじめ見逃しゼロを目指す県民運動の下越地区集会が12日、聖籠町町民会館で開かれ、住民や教員ら約600人が参加した。「深めよう絆」を合言葉に討論会や実践発表を行った。

新潟日報  2013/10/12

にいがた青年ユニオンには、いじめに限らず、人間関係の悩みを抱えた子どもたちからの相談も舞い込みます。

先日、とある方とお話しする機会を得たときに、こんな話を伺ったのです。

生活に困っている世帯の子どもが給食を食べられない差別

生活が苦しい世帯の子どもが、経済的理由で学校にいけないことがないように「就学援助」という制度があります。就学援助は、学用品費などが支給されますが、その中に給食費もあります。給食費は実費が支給されます。

普通に考えれば、生活が苦しい世帯で就学援助を受けていれば、給食費の実費が支給されるので、給食を食べられない、給食費が未納になるということは考えられません。しかし、ここで事件は起きるのです。

それが「プリペイド方式」だといいます。

「プリペイド方式」とは、教育委員会が給食費の未納をゼロにするために、子どもが、あらかじめ入金したプリペイドカードを利用して給食を購入する方式です。たしかに、未納はゼロになります。あらかじめ入金されており、そこから引かれるわけですから。しかし、就学援助の給食費は、実費が後から支給されます。実費という意味は、給食を食べなければ支払われませんし、休んでもその日の分は支払われないわけです。

つまり、生活が苦しい世帯の子どもは、あらかじめ給食費を立て替え払いをしてプリペイドカードに入金し、それを使って給食を食べ、後から就学援助費が支払われるということになります。

このタイムラグが問題になります。

給食費を立て替えることすらできない世帯の場合、給食費を入金することができず、結果的に給食を食べることができません。事実、「プリペイド方式」が採用されると、就学援助を受けている世帯の子どもの少なくない数が給食を全く食べられない状態になるといいます。

この「プリペイド方式」の改善を訴えているその方は、「学校の中で楽しい時間である食事の時間をみじめなものに変えてしまう」と言います。そればかりか、食事ができなかったばかりに体育の時間に倒れるケースもあるといいます。しかし、教育委員会はそのことを全く気に留めていません。

いじめ見逃しゼロ運動もそうですが、周囲の大人が、いかに弱い立場に置かれている子どもに目線を下げることができるかが問われているのではないでしょうか。

特に、経済的に困窮している世帯への対応は、お粗末といえます。貧困の連鎖を止めるために学習支援は行うようになりましたが、学習だけでなく生活支援こそ基礎になってよいはずです。

カテゴリ:

またしても、給食への異物混入事件だ。

学校給食にまた金属片、新発田

市内2010年から8件目

新発田市教育委員会は19日、市立豊浦中学校で同日出された給食の煮物に金属片が混入し、3年の生徒が口にしたと発表した。生徒にけがや健康被害はなかった。同市では過去3年で7件の異物混入があり、作業マニュアルを見直していた。

市教委によると、金属片長さ約4ミリ、幅約6ミリで黒色の板状。生徒が食べた際に違和感があり、取り出した。他に混入は見つからなかった。

調理は同校の調理場で行われたが、金属片と同質の調理器具などは見当たらないという。煮物には加工品も使われており、市教委は納入業者も含め、原因を調べている。

新潟日報 2013年6月19日21時48分

過去の件もそうだったが、結局、なんの金属片だったのかまるでわからなかった。「金属片と同質の調理器具などは見当たらない」というのだから探しようがないのだ。

みなさん、自分の家でも料理をすると思う。しかし、数人分を作る場合と何百人分を作る場合では、まるで違う。食材が子どもたちの口に入るまで、安全を管理するためには、少ない量ずつで、多くの人の手と目を経た方がよいのだろう。

自治体によっては、安く上げようと民間に委託し、大量に作って、配送するというところもある。そういうところでこんな事故が起きたら、どうしようもないだろう。

にしても、気持ち悪い話である。

このページのトップヘ

見出し画像
×